「本人のため」冨安健洋、アーセナルで全体練習復帰も日本代表招集外。森保監督が明かす

日本サッカー協会は3月14日、ワールドカップ・アジア2次予選の北朝鮮との2連戦を戦う日本代表メンバーを発表。その26人の中にアーセナルのDF冨安健洋の名前はなかった。

冨安は今年1月に行なわれたアジアカップでふくらはぎに問題を抱え、それから長い期間、所属クラブのアーセナルでも戦列を離脱。しかし現地3月12日、ついにチームの全体練習に復帰し、試合への出場にも期待が高まっていた。

そのなかで、日本代表招集外に。会見で森保一監督は、理由をこう説明した。

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「まだプレーしていない、試合に出場していないということが大きな理由です。彼が確実にリカバリーをして、試合に出場できる状態であることは把握しています。そういった意味では招集して、プレーしてもらうことは可能だったかもしれませんが、まだプレーしていないというところで決めました。

プレーヤーズファーストとして考えないといけないと思っています。次の試合は激しく厳しい試合にこの2戦はなると思いますし、そこでプレーしてない状況で、もちろんそれでもプレーしてもらうことはできたかもしれないですが、今回は怪我のリスクを考えて、どれだけのプレーができるかも確認できていないので、招集外にしました」

指揮官は続けて、「本人のために、本人が所属するクラブのためにも、また同じことが繰り返されないために、ということと、本人がしっかりしたパフォーマンスをプレミアの舞台で見せてくれれば、自然と代表の戦力になることを考えて招集しませんでした」と語った。

2026年の北中米W杯への出場権をかけた2次予選で、北朝鮮とのホーム&アウェーの2試合に挑む森保ジャパン。3月21日の初戦はホームの国立競技場で、第2戦は26日に敵地の平壌で行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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