長友佑都が日本代表に電撃復帰!森保監督が142キャップ、37歳のレジェンドに求めるものは?「まずは何よりも…」

日本サッカー協会が3月14日、北中米ワールドカップアジア2次予選の北朝鮮戦に臨む日本代表のメンバーを発表した。

一番のサプライズとなったのが、長友佑都(FC東京)の招集だ。142キャップを誇る37歳のレジェンドは、カタール・ワールドカップ以来の復帰で、第二次森保ジャパンでは初の選出だ。

しばらく代表から遠ざかっていたなか、一体なぜこのタイミングで再び声を掛けたのか。森保一監督は同日の会見で、報道陣から真っ先にこの話題を振られ、次のように語った。

「ピッチ内外で存在感を発揮してもらいたい。しかしかしながら、まずは選手として選んだことをお伝えできれば。Jリーグを3節まで視察して、主観的にチームの中で存在感を発揮して良いプレーができているし、客観的にデータとしても高強度のプレーを、日本人選手の中でもトップのグループとして発揮できている。1対1で勝っていく、良い守備から良い攻撃に繋げていくことをFC東京で示してくれているし、代表チームでも改めて力を出して戦ってもらえればと思っている」

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また、「具体的に期待している影響力」を問われた際には、あくまでピッチ上での活躍があったうえで、プラスアルファでコミュニケーション面などでの貢献を求めたいと強調した。

「まずは何よりもピッチ内で、高いレベルでのプレーを他の選手たちに示してほしい。そしてピッチ外ではやはり、どんな時にも反省を怠らず、でもポジティブに前向きに振る舞っていけるところ。これからより厳しい戦いになっていくなかで、エネルギーに期待したい。

もちろん、ピッチ外でも期待しているが、長友がいないなかでもチームとして少しずつ成長しているし、何かすごく欠けているから彼に頼ることは考えていない。さらなるパワーアップのために招集した」

長友本人はカムバックにあたり、「常に僕の憧れであり、誇りである日本代表で再び戦える喜びと、厳しい戦いが待っている危機感があります。これまで東京でやってきたことが間違っていなかったことを証明するために全力で戦います」と力強く意気込みを示している。

帰ってきた元気印を起こす、化学反応に注目したい。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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