Bリーグ2月度の月間MVPは宇都宮・ニュービル…選考委員も絶賛「支配力が遺憾無く発揮された」

Bリーグは3月14日、宇都宮ブレックスのディージェイ・ニュービルが2月度の『B.LEAGUE MONTHLY MVP BY 日本郵便(月間MVP)』に選出されたと発表した。同賞がリーグ公式表彰となった2020-21シーズン以降では、宇都宮から初選出。来日4シーズン目のニュービルにとってもうれしい初受賞となった。

アメリカ出身で現在31歳のニュービルは、193センチ96キロのポイントガード兼シューティングガード。2月度は全5試合に先発出場し、1試合平均21得点6.4アシスト、2ポイント成功率79パーセント、3ポイント成功率50パーセントと驚異的な活躍を見せ、チームの5戦全勝に貢献した。

月間MVPの選考委員長を務める佐々木クリス氏は、「宇都宮が5試合にわたって積み上げた83点もの得失点差のうち、91.6パーセントはニュービル選手の出場時間中に作られたもので『攻守』にわたる貢献が選考委員会でも高く評価されました」と選出理由を説明。

続けて、「シーズンが進むにつれてパフォーマンスが高まっているニュービル選手はパフォーマンス総合評価指数のひとつPER(プレーヤー エフィシェンシー レーティング)でシーズン平均15.8を大きく上回る22.1を2月に記録。さらにこの5試合で2P成功率79パーセント、3ポイント成功率50パーセントを達成。その結果、目を疑うかのような72パーセントというeFGパーセントを叩き出しておりチームのメインオプションとしての仕事を極めて効率よく務め上げ、その支配力が遺憾無く発揮されていました」と、その存在感の大きさを称えた。

また、選考委員の正中岳城氏は「得点・アシストなど、シーズンの数字を大きく上回る月間スタッツによるオフェンス面での貢献に加えて、ディフェンス面でも相手キープレーヤーとのマッチアップでも効果的な守備で、攻守のシステムに貢献したことが選出理由となります」と守備での貢献度にも触れ、松島良豪氏は「東地区首位争いを繰り広げている宇都宮ブレックス。ニュービル選手がこれから先の宇都宮ブレックスの命運を決めるような選手になると思っています」と、コメントを寄せた。

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