だまし取った金はデリヘル業者の支払いに…テレビ局の元社員の男の裁判 知人女性から200万詐取、ホテル暮らしで度々デリヘル利用か

会社の金をだまし取った罪などに問われている山陰中央テレビジョン放送の元社員の裁判。
14日、2回目の公判があり、追起訴された知人女性への詐欺について、被告は起訴内容をほぼ認めました。

住所不定・無職の山陰中央テレビジョン放送の元社員の男(43)は、会社が設立した事業運営団体の業務を1人で担当していたのに乗じ、2021年9月から去年4月までの間、山陰中央テレビジョン放送や運営団体、下請け業者から現金合わせて約4476万円を不正に取得したほか、去年9月には知人女性から現金200万円をだまし取ったとして、詐欺と業務上横領の容疑で4回逮捕され、うち3件がすでに起訴されています。

14日は知人女性への詐欺について審理があり、被告は起訴内容を認めました。

冒頭陳述によりますと、去年7月ごろ、会社に不正が知られたと考えた被告は、自宅に帰らずホテル暮らしを続け、その間デリヘル業者を度々利用。
女性からだまし取った200万円は、デリヘル業者への支払いや高級ホテルの宿泊費などに充てたということです。

検察は、まだ起訴していない1件も3月中に起訴して捜査を終えるとし、4月23日の次回公判で審理される見通しです。

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