「休み取れない、給料上がらない」 医療・介護労働者が「賃上げ」「人手不足解消」訴え

長野県医療労働組合連合会が賃上げや人手不足の解消を訴え

今春闘では大企業を中心に満額回答が相次ぐ中、賃上げの流れが地方にも波及するかが注目されます。こうした中、医療・介護労働者で作る組合が街頭で賃上げや人手不足の解消を訴えました。

薬剤師:
「休みが取れない。給料が上がらない。私たちはこんな職場で仕事をしています。この状況が続けば更に人は減り、病棟業務自体ができなくなります」

長野駅前でPRしたのは県医療労働組合連合会です。

国の診療報酬改定では来年度、看護師や看護補助者、技師などに対する2.5%のベースアップが盛り込まれました。

しかし、県医労連では物価上昇分にはとても足りず、現場の人手不足解消につながらないとしていっそうの賃上げを求めています。

シュプレヒコール:
「診療報酬を大幅に引き上げろー!」

およそ100人の参加者はこの後、中心市街地をおよそ30分に渡って行進し、道行く人に訴えました。

大企業を中心に満額回答も続く今年の春闘ですが、この流れが地方や中小企業にも広がるかが焦点です。

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