[フランクフルト 14日 ロイター] - 独銀最大手のドイツ銀行は14日公表した年次報告書で、クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の2023年報酬が870万ユーロ(952万ドル)だったと明らかにした。減益決算を受けて22年の890万ユーロから減少した。
投資銀行部門の収入が減少したため、23年の利益は前年の50億3000万ユーロから42億1000万ユーロに縮小した。
報告書によると、傘下ポストバンクを巡る問題で行員全体のボーナスは6%減の20億ユーロとなった。
ドイツの金融規制当局、連邦金融監督庁(BaFin)は昨年、ポストバンクのオンラインサービスでの混乱、顧客への対応や業務処理の遅さなどを「容認できない」と指摘した。
この問題により、現取締役6人はボーナスがカットされたという。
ゼービングCEOにとって、ポストバンク問題に関連した報酬減額は約28万1000ユーロだった。