ロシア、ウクライナ北東部の通信インフラ攻撃 「情報戦」の一環

[キーウ 14日 ロイター] - ロシアは14日、ウクライナ北東部の通信インフラをドローン(小型無人機)とミサイルで攻撃し、5つの市町村でのテレビとラジオの信号が途絶えた。ウクライナ当局者は住民の情報アクセスの断絶を狙った攻撃だとしている。

ウクライナの特殊通信情報保護局は「ロシアはインフラを物理的に破壊するだけでなく、ウクライナのラジオやテレビの衛星信号を妨害しようとしている」と指摘。北部スムイ州と東部ハリコフ州の施設に対する攻撃はロシアの「情報戦」の一環で、住民の「真実の情報」へのアクセスを制限し、プロパガンダを共有することを目的としているとした。

ロシアはこれまでウクライナのエネルギーインフラや軍事生産施設などを標的にしてきたが、今回の攻撃は新たなパターンを示している可能性があるとの見方が出ている。

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