現地時間3月14日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2レグで、リバプールはスパルタ・プラハとホームで対戦。4日前のマンチェスター・シティ戦(1-1)で圧巻のパフォーマンスを披露し、プレミアリーグ公式の週間ベストイレブンに選ばれた遠藤航は、いつも通りアンカーで先発した。
敵地での第1レグを5-1で制したリバプールは、この日も開始7分であっさり先制。ソボスライのクロスを好調のヌニェスが冷静に流し込んだ。
これで明確に攻撃のスイッチが入り、ショートカウンターから8分にクラーク、10分にサラーが加点。さらに14分には、遠藤の鋭い斜めのパスを起点とした攻撃からガクポが押し込み、あっという間に4点をリードする。
なおも攻め込み、35分にサラーの折り返しにヌニェスがフリーで合わせるが、上手く足に当てられず、決定機を逃す。直後にクラークがペナルティエリア内から放った強烈なシュートも、GKイエンセンの好守に阻まれる。
【動画】シティを翻弄した遠藤航の絶妙ワンタッチパス→幻のゴール
序盤の圧倒的な勢いに比べれば、ややトーンダウンするなか、42分に遠藤が身体を寄せながらもビルマンチェビッチに流し込まれ、1点を返される。
4-1でハーフタイムに入ったホームチームは、3日後にマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ準々決勝が控えることもあり、3枚替え。遠藤、ヌニェス、ゴメスを下げ、マコーネル、エリオット、ツィミカスを投入する。
すると、後半の立ち上がりから再びチェコ王者に牙をむき、48分にソボスライ、55分にガクポがゴール。2戦合計で9点差とする。
その後、ベンチスタートとなっていたキャプテンのファン・ダイクも送り込み、危なげなく試合をコントロール。すでに制したリーグカップを含め、4冠を目ざすリバプールがそのまま6-1で大勝し、圧巻の2戦合計11-2でベスト8進出を果たした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部