松江城に近い島根県松江市中心部に計画されている19階建ての高層マンションについて、松江市の上定昭仁市長は、14日、「市が土地を買取ることはできない」と、明らかにしました。
建設に反対している住民団体が今年1月に市に出した土地の買取り要望に回答しました。
上定市長は今月11日に大阪市の建設会社を訪ねましたが、買取りの場合、市が試算した5倍以上の額を暗に示されたと明かしました。
そして会社側から「法律に従ってやっているのに」と、批判されたということです。
上定市長は、「松江の景観を後世に引き継がなければならないという思いは皆さんと同じだが、市の買取りはできない。次の高層建築物が造られないよう高さ規制を早急に整えたい」と、話しました。
なお建設会社はマンションについて、近々着工するとしています。