「推測するのは意味がない」去就注目のイングランド代表指揮官、すべてはユーロでの結果次第か

ガレス・サウスゲイト監督はユーロへの集中を強調[写真:Getty Images]

イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は、自身の去就がまだ定まっていないことを語った。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。

サウスゲイト監督は、2016年にイングランドの指揮官に就任。近年はドイツやイタリアなどの強豪国が安定しない中で、2018年のロシア・ワールドカップはベスト4、2021年のユーロ2020は準優勝、2022年のカタール・ワールドカップはベスト8と、一定の成績を残し続けている。

そんなサウスゲイト監督とイングランドの契約は2024年末まで。イングランドサッカー協会(FA)は契約延長を熱望とも報じられるが、去就は定かになっていない。

マンチェスター・ユナイテッドからの関心も囁かれるサウスゲイト監督だが、自身の契約については6月から開幕するユーロ2024が終わるまで、何も決まりはしないと明言。ユーロでの成功に向けてすべてを注ぐとコメントしている。

「私は自分の仕事を遂行しなければならず、それ以上先のことを考えるのは意味がない。今の私の焦点は、できる限りを尽くしてイングランドを欧州のチャンピオンとすることにある」

「ここに来て以来、我々の目標はベスト4に入ること、そして最終的には優勝することだった。チームのこれまでの軌跡を見てみると、我々は多くの苦楽を共にして、優勝するための最後の一歩を踏み出したところにいる」

「夏の後、何が起こるかについて推測するのは意味がない。我々はその議論について、意図的に棚上げしているからね。ユーロ前に新契約を結べば、誰もがこう言うだろう。『(ファビオ・)カペッロと同じことをした。契約前にまずは自分自身を証明すべきだろう』とね」

「それはチームにも悪影響を及ぼすかもしれない。チームは今大会で可能な限り明確な走りを必要としており、私の仕事はできるだけプレッシャーを取り除くことだ。我々は優勝候補の1つであり、ある程度のプレッシャーは受け入れなければならない。だが、そこへさらに何かを追加したくはないのだ」

「7月中旬になって、私がどこにいるかはわからない。だが、願わくばトラファルガー広場で優勝のパーティーを始めていたいね」

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