日経平均、ハイテク株軟調で反落。99.74円安の38,707.64円で取引終了も…市場でチラつく「先高観」【3月15日の国内株式市場概況】

2024年3月15日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

3月15日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株安を受けて、東京エレクトロン〈8035〉やアドバンテスト〈6857〉、レーザーテック〈6920〉など、半導体関連銘柄を中心に指数を押し下げました。ただ、日経平均株価のPERは16台前半、PBRは1.4台と指数に割高感はみられないなか、根強い先高観から押し目買いの動きも。一方向に下げる展開とはならず、マイナス圏でもみ合う展開となり、前日比99.74円安の38,707.64円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが144銘柄、値下がりが77銘柄、変わらずが4銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、レーザーテック〈6920〉、ダイキン工業〈6367〉、中外製薬〈4519〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、KDDI〈9433〉、第一三共〈4568〉、三菱商事〈8058〉、リクルートホールディングス〈6098〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は23億6,800万株、売買代金は5兆7,934.35億円となり、前日と比べて増加。

業種別では、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、卸売業、不動産業などが上昇した一方、海運業、銀行業、電気機器、金属製品、その他金融業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がエニグモ〈3665〉で+56円(+16.72%)の391円、2位が鎌倉新書〈6184〉で+100円(+16.67%)の700円、3位が巴工業〈6309〉で+640円(+16.41%)の4,540円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がANYCOLOR〈5032〉で-689円(-21.94%)の2,451円、2位がダブル・スコープ〈6619〉で-150円(-20.60%)の578円、3位がマネジメントソリューションズ〈7033〉で-500円(-17.57%)の2,345円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは100銘柄、年初来安値を更新したのは8銘柄でした。

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