ヘンダーソンが自身の決断を見つめ直す 「サウジ行きは間違いだった」

今冬からアヤックスでプレーしているヘンダーソン。[写真:Getty Images]

アヤックスのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがサウジアラビア行きを過ちとした。

元リバプール主将は昨夏に流行りと化すサウジアラビア行きを決断したが、水が合わず。リバプールOBのスティーブン・ジェラード監督と共演の移籍だったが、半年が経ったばかりのところでアル・イテファクとの契約を破棄する形でアヤックス入りを果たした。

サウジアラビア行きは自身がLGBTQ+の権利に関する著名な支持者ということで、それがご法度の国に渡るという決断に批判が集まっての決断だったが、今では間違いだったと感じるようだ。

イギリス『デイリー・メール』によると、33歳MFはオランダメディア『Parool』で過ちを認めた。

「フットボールが自分の血として通っているのに気づいたんだ。サウジリーグは発展を遂げているけど、僕には合わなかった。あそこに行ったのは間違いだった。ここではアヤックスのプロジェクトに満足している」

アヤックス入団時の会見でサウジアラビア行きに後悔なしを強調したヘンダーソンはまた、「当時を振り返ると…」と改めて当時の決断に言及した。

「大きな決断だったし、正しいと感じたんだ。フットボールでは物事がすぐに移りゆくし、(アヤックス移籍を)決断できて嬉しく思う。このチャンスを断るには大きすぎると感じた」

「人生において、後悔や過ちと言いたければそう言えるけど、そこから学ばないと単なる間違いになってしまう。僕はサウジアラビアで多くを学んだんだ。だから、誰も悪く言うつもりなんてない」

「(サウジアラビアには)永遠に語り合える友人がいるし、ポジティブなものもたくさんあった。最終的に互いが望むものにならなかったけど、素晴らしい形で終わりを迎えたんだ」

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