閉校する小学校で"最後"の卒業式 児童「無くなっても大切にしたい」 150年前設立の小学校が「老朽化」「少子化」で閉校に

最後の卒業式となりました。2023年度で閉校となる島根県浜田市の雲雀丘小学校で、15日、卒業式が行われ、6年生13人が卒業証書を受け取りました。

浜田市立雲雀丘小学校は、1873年に設立され、校舎の老朽化や少子化により、2023年度で閉校になることが決まっています。

15日、閉校を前に、最後の卒業式が執り行われました。

式では、6年生13人が、自分で紙すきした和紙の卒業証書を齋藤祥文校長から、ひとりずつ受け取りました。

卒業生は式のあと、教室で担任の先生から記念品を受け取り、6年間の思い出のアルバムをみんなで見て、楽しく別れの時を過ごしました。

卒業生
「卒業できて良かったです。最後の運動会とかいろいろ『最後の〇〇』とかあったのが思い出です。(一番の思い出は)最後の鼓笛です。6年間、雲雀丘小学校だったから、無くなっても大切にしたいと思います。雲雀丘小学校で学んだことをいかしていきたいです」

卒業生
「とっても悲しくて、まだいたいような感じです。担任の先生とお別れするのが悲しいからです。今まで卒業された方の思い出とか背負っていきたいです。学校はもっと大切にされていってほしいです」

現在、44人いる在校生は、新年度から統合先の浜田市立原井小学校に通学することになっていて、雲雀丘小学校は、3月19日に終業式、20日に閉校式が行われます。

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