東日本大震災の発生から13年 19市町で地震の揺れや津波に備えた訓練を実施 静岡県

東日本大震災13年に合わせ、静岡県内でも各地で地震の揺れや津波に備えた訓練が行われました。

「身を守る訓練です。地震が発生しました」

三島市では市内一斉に地震の揺れから身を守る訓練が行われました。

揺れを感じてからおよそ1分間、姿勢を低くして頭を守り、動かないようにするものです。

三島市立南幼稚園では、園児たちが一斉に机の下にかくれて、身を守る行動を取り、揺れが収まると先生の指示で、防災頭巾を身に着けて外に避難しました。

園児男の子:
「ダンゴムシになって、みんなが逃げたことがすごかった」

東伊豆町

同報無線:
「訓練 訓練」「海岸付近の方は高台に避難して下さい」

10日東伊豆町片瀬地区では、町内会の役員や消防団員らが参加し、指定された2カ所のマンションまでの避難ルートを確認しました。

指定されたマンションは災害時にはオートロックを解除し避難先として開放されます。

参加した小学5年生(11):
「(能登半島)地震でこんなに大変なことになるんだと改めて考えさせられました」

一方、無線が聞き取れず、40分後に訓練場所に来た町民も。

参加できなかった町民:
「音も聞こえない、サイレンも鳴らない」

片瀬町内会 木田和芳会長:
「難聴区域というか広報が聞こえない区域もあるもんですから、周知の方法をこれから考えていかなければならない」

磐田市

磐田市では夜間の津波発生を想定して訓練が行われました。

最大11・6メートルの津波が予想される福田地区では、住民およそ50人が避難場所に指定されている中学校まで、懐中電灯の灯りを頼りに避難しました。

福田地区15番組防災会長 安間昭広さん:
「(地震は)昼間、夜、関係ないので」

静岡県危機対策課のまとめによりますと、きのうまでに県内の沿岸19の市と町で津波避難訓練が行われ、およそ11万5千人が参加したということです。

© 静岡朝日テレビ