「再びフランス代表で…」デシャン監督がドーピング違反のポグバに対して自身の見解を示す

写真:ポグバは4年間の出場停止処分が科された

フランス代表のディディエ・デシャン監督が、ドーピング違反を犯したポール・ポグバに対して自身の見解を示した。フランス『L'EQUIPE』が伝えている。

ユヴェントスに所属するポグバは、2023年8月20日に行われたセリエA開幕戦のウディネーゼ戦でメンバー入り。試合後に行われたドーピングの検査対象に選ばれた際に、筋力増強作用があるテストステロン値の上昇が確認された。

その後、新たに実施されたBサンプルの検査でも再び陽性が確認されたことを受け、イタリア反ドーピング機構はポグバに対して2年から最大4年の出場停止処分を要請していた。

今年の2月末、イタリアの反ドーピング裁決機関は、ポグバに対して4年間の公式戦活動停止処分を科すことを決定。この処分の決定を受け、ポグバはスポーツ仲裁裁判所へ提訴する意向を自身のSNSを通して明かしている。

3月の国際親善試合を戦うフランス代表の招集メンバー発表の際に、デシャン監督はドーピング違反により処分を受けたポグバに対して以下のようにコメントを残した。

「私は彼と話をした。精神的に大変な状況だ。彼は提訴したので、別の判決が下されることになるだろう。彼は全力で自分自身を守るつもりだろう」

「私は将来に関してはっきりさせることは好きではない。何よりも彼がピッチでプレーをする喜びを取り戻し、再びフランス代表で戦う姿を見られるように願うばかりだ」

ポグバは暫定的な出場停止処分が下された昨年の9月から、チームから離脱し個別でトレーニングを行っている。ポグバとユヴェントスの契約は2026年6月まで残されているが、数カ月以内に契約解除する可能性があるという。

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