「あわや大惨事だった」ド軍監督への“卵投げつけ事件”に韓国メディアから怒号が噴出!「国家の恥だ」「世界に打電されてしまった」

なぜそのような蛮行に及んだのか。いまだ犯人は捕まっていない。

現地3月15日、ロサンゼルス・ドジャースはMLBワールドツアーの地である韓国ソウルに到着。仁川国際空港のロビーには600人近いファンやメディアが押し寄せ、スーパースターたちの訪韓を心待ちにしていた。トップバッターで登場したのは大谷翔平。公開したばかりの愛妻を伴なってのサプライズ入国に、場の空気は一気にヒートアップした。

そんななか、チームを率いるデーブ・ロバーツ監督も夫人とともに現われた。すると、ファンのエリアから何者かが生卵を投げつけたのだ。幸いにも監督には当たらずに地面に落ちたが、華やかで楽しげなムードを台無しにしかねないハプニングだった。

韓国メディア『マイデイリー』は「あの場にいたほぼ全員が心の底からドジャースの到着を喜んでいたのに、紛れ込んでいたひとりの愚か者がブチ壊しかけた」と断罪。「ロバーツ監督にはヒットせず、本人もどうやら気づいていない様子だったが、空港関係者はすぐさま汚れた地面を掃除する羽目になった。まったくもって馬鹿げた行為である」と怒りを隠せない。
一方でネットメディア『Xスポーツ』は「ロバーツ監督はしっかり目を見開いていた。騒ぎにならないように知らないフリをしていただけだ」と証言。そのうえで、「あわや大惨事だった。まさに“卵テロ”で、もし当たっていれば歓迎ムードは一変し、ドジャースだけでなく世界の韓国野球とそのファンへのイメージが失墜していただろう。ニュースはそれでも世界に打電された。痛恨の極みであり、絶対に許されない愚行である」と吐き捨てた。

韓国公共放送『KBS』もニュース番組で取り上げて、「韓国で初めてMLBが開催されるという晴れ晴れしい出来事に水を差した。もはや国家の恥である」と憤慨。『聯合ニュース』によると、「空港の防犯カメラには、卵を投げつけたあとに現場を立ち去る人物が映っていた。警察はその映像を入手して犯人の特定を急いでいる」という。

ドジャースは3月20日と21日にMLBソウル・シリーズでサンディエゴ・パドレスと対戦。第1戦でパドレスのダルビッシュ有が、第2戦ではドジャースの山本由伸が先発することが発表済みで、大谷とダルビッシュのサムライ対決が実現するかにも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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