京都府向日市の市社会福祉協議会のボランティア連絡会は、初めての交流会を永守重信市民会館で開いた。加盟団体が一堂に集い、活動の紹介や手話体験、ゲームを通じて親交を深めた。
連絡会は2014年度に設立し、現在21団体が登録する。これまで視察研修会が交流の場を兼ねていたが、新型コロナウイルス禍以降中止になっている。団体間の連携を促すきっかけとして集いの場を企画した。
交流会には13団体の約40人が参加。開会式で、佐野とし子会長が「交流を深めて顔なじみになれる場として開かせてもらった」とあいさつした。点訳や手話、要約筆記などの団体代表が、それぞれの活動を分かりやすく紹介した。
参加者は各団体メンバーの指導で手話とリンパマッサージを体験した。グループ交流会では自分以外の人の紹介を読み上げるゲーム「他己紹介」を楽しみ、笑顔が広がった。
高齢者サロンなどを開設する女性(74)は「同じ目的で活動する仲間が交流するのは意義深い。今後も続けて」と語った。