食用花で植物身近に感じて 雑貨を制作、カフェ開業も目指す

エディブルフラワーを栽培する岡居亜優美さん。「植物を身近に感じてほしい」と願う

 食べられる花で、植物をもっと身近に。花巻市石鳥谷町の岡居(おかい)亜優美さん(46)は栽培や販売、アレンジを行う「ファーマーズフローリスト」として活動している。エディブルフラワー(食用花)を飲食店などに提供し、自身で植物雑貨なども制作。「気軽に親しむ場」をつくろうとカフェの開業も目指す。

 パンジーやダリア、カーネーション。色とりどりの花がケーキやドーナツに添えられる。岡居さんが栽培した花は県内外の菓子店や飲食店などへ届けられ、料理の彩りを華やかにする。自宅敷地内の店舗では切り花、コサージュやリースなど植物雑貨を販売する。

 神奈川県出身。母と曽祖母は生け花の講師、叔父は花店を営み、幼少時から「花が身近にあり、関わる仕事がしたいと思っていた」。高校1年からは複数の店舗でアルバイトを経験。一度はジュエリー業界へ就職したものの、数年後に転職し、首都圏の花店で経験を積んだ。

 店舗での商品購入は事前予約が必要。問い合わせはインスタグラムへ。

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