「何かカモフラージュしたいのかな」森保監督の長友招集理由に闘莉王は不満!「俺は騙されないよ」

元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が自身のYouTubeチャンネルで、長友佑都の森保ジャパン選出に持論を語った。

【動画】闘莉王が長友佑都のサプライズ選出を語る
北中米ワールドカップのアジア2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表に選ばれた長友。22年のカタールW杯以来、1年4か月ぶりの代表復帰だ。

メンバー発表の会見で、森保一監督は長友について「ピッチ内外で存在感を発揮してもらいたい」とコメント。これに闘莉王は疑問を呈した。

「最近、いろんな格好良いことを言っているように見えるけど、内容をまとめてみると、大したことを言ってねえのかなと。ただの盛り上げ役を連れて行きたいだけ。だったら違うよと。代表は盛り上げ役とか、佑都に限らず、今までそういう選手がいっぱいいた。雰囲気を良くするとか、それは代表が必要とする役割じゃないと思う」

さらに、次のような見解も示す。

「(準々決勝で敗退した)アジアカップの成績が悪かっただけに、何かカモフラージュしたいのかなと。でも、俺は騙されないよと。佑都を連れて行くことでも盛り上げるんじゃないかと。自分たちの不甲斐ない戦いぶりがあって、そこはちゃんと反省しなきゃいけないところを、そういったところで盛り上げようとしていると」

また、森保監督は「客観的にデータとしても高強度のプレーを、日本人選手の中でもトップのグループとして発揮できている」と長友を評価している。これについても、闘莉王氏は批判的だ。

「そんなことを言っているなら先発で使えよな。で、ずっと呼べよ。こんなことを言ってベンチで1回も出させないなら、何言ってんだとなる。

データと数字だったら、俺とヤット(遠藤保仁)さんは代表に選ばないでしょ。体脂肪も多いし、走る距離、スピードもどうなのか。絶対に代表に選ばれないよ。そういう問題じゃない」

そして、こう主張した。

「俺は考え方が違う。佑都が悪いとかどうのこうのではない。やってきたこと、やっていることは素晴らしいと思う。レジェンドの枠に入るぐらいの選手。年齢は関係ない。身体能力は、俺がやっていた頃から一番トップだった。問題はそこじゃない。今の代表選手と比較してみたら、どうなのか。長友の方が今、レベルは下」

日本代表は実力で選ぶべき——。闘莉王氏はサプライズ選出に納得していないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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