鹿沼市長選、元県議会議長の小林氏を擁立 自民党支部、常任幹事会で決定

小林幹夫氏

 任期満了に伴い6月2日告示、9日投開票で行われる鹿沼市長選で、自民党鹿沼支部は16日、市内で常任幹事会を開き、元県議会議長の小林幹夫(こばやしみきお)氏(70)=同市仲町=を擁立することを決めた。小林氏は近く記者会見を開き正式表明する見通し。

 支部長の五十嵐(いがらし)清(きよし)衆院議員は報道陣の取材に「(小林氏は)挙党態勢での支援を前提に(出馬を)前向きに検討してきた」とした上で、幹事会で満場一致の要請に対し小林氏が「立候補を決断した」と述べた。

 小林氏を擁立した決め手については「経験と実績」と説明。「市内の党員党友にも早めに周知して訴えを始めたい」とした。

 小林氏は幹事会で「(昨年の県議選)落選後、『(市政を)もっとこうしてほしい』との声をたくさん聞いた。しっかり頑張っていくので、ご支援をお願いしたい」とあいさつした。

 小林氏は鹿沼市議を経て県議を連続5期務め、議長や同党県連政調会長などを務めた。鹿沼市長選を巡っては県議の松井正一(まついしょういち)氏(58)が出馬を表明している。

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