勝みなみ、パット不調響き21位に後退「構えから嫌な感じ。全然ダメ」 首位に小祝ら3人並ぶ〈国内女子ゴルフ・Vポイント×ENEOSトーナメント第2日〉

パットを放つ勝みなみ=鹿児島高牧CC

 Vポイント×ENEOS第2日(16日・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)9位から出た小祝さくらがボギーなしの4バーディーの68で回り、前週優勝で69の鈴木愛、67をマークしたツアー未勝利の竹田麗央とともに通算7アンダー、137で首位に並んだ。

 柏原明日架、呉佳晏(台湾)、尾関彩美悠が1打差の4位につけた。上田桃子、菊地絵理香ら5人が通算5アンダーの7位。2年連続年間女王の山下美夢有は16位、今季開幕戦を制した岩井千怜と、6位から出た勝みなみは21位。横峯さくらは28位だった。前日首位の鶴岡果恋はイーブンパーの38位で、この順位までの50人が決勝ラウンドに進んだ。

 鹿児島県関係では皆吉愛寿香が68位、山下心暖は88位、原口瑠は106位だった。(出場106選手=アマ3、晴れ、気温18.4度、南の風2.7メートル、観衆2659人)

◇みなみ、後半だけで3パット2回

 トップと3打差の6位でスタートした勝みなみ(鹿児島市出身)はパットの不調に苦しんだ。後半だけで3パットが2回あり、5ボギーと大荒れ。プレー後は「構えから嫌な感じがあった。全然ダメ」と反省ばかりが口を突いた。

 3~5メートルのタッチが合わず、パットがなかなか決まらない。精度の高いショットを生かしてバーディーを奪う場面はあったが、波に乗りきれないままホールアウト。「パットのせいで、ショットも悪くなっていった」と振り返った。

 それでも悲観はしていない。「しっかり修正して、最終日はたくさんバーディーを取りたい」。アマチュア時代から慣れ親しんできたコースで挽回を期す。

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