千年の古刹に黄檗文化を求めて 中国福建省の黄檗山万福寺

千年の古刹に黄檗文化を求めて 中国福建省の黄檗山万福寺

 【新華社福州3月16日】中国と日本の文化交流は長い歴史を持つ。明朝末期には黄檗山万福寺(福建省福清市)の隠元禅師が招きに応じて日本へ渡り、日本三禅宗の一つとなる黄檗宗を開いた。

 万福寺の創建は唐の貞元5(789)年。明末清初に中国南東部の名刹として名が広まると、隠元も国内外で知られるようになった。

 南明(明の亡命政権)の永暦8(1654)年に63歳で日本へ渡った隠元と弟子たちは、日本の近世文化に多大な影響を与えた。

 万福寺は2016年、企業家の寄付のもので再建された。黄檗文化は現在、中日文化交流の重要な証と絆になっている。(記者/魏培全)

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