「全ホール攻めた」横峯さくらが猛チャージ、6バーディーで決勝ラウンドへ 初日の乱調一転、ツアー23勝のベテラン修正力光る〈女子ゴルフ・Vポイント×ENEOSトーナメント第2日〉

2日目4アンダーの横峯さくら=鹿児島高牧CC

 Vポイント×ENEOS第2日(16日・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)9位から出た小祝さくらがボギーなしの4バーディーの68で回り、前週優勝で69の鈴木愛、67をマークしたツアー未勝利の竹田麗央とともに通算7アンダー、137で首位に並んだ。

 柏原明日架、呉佳晏(台湾)、尾関彩美悠が1打差の4位につけた。上田桃子、菊地絵理香ら5人が通算5アンダーの7位。2年連続年間女王の山下美夢有は16位、今季開幕戦を制した岩井千怜と、6位から出た勝みなみは21位。横峯さくらは28位だった。前日首位の鶴岡果恋はイーブンパーの38位で、この順位までの50人が決勝ラウンドに進んだ。

 「全ホール、攻める気持ちでプレーした」。試合巧者の横峯さくら(鹿屋市出身)は、初日3オーバーの83位から猛チャージ。正確なパットで六つのバーディーを奪い、28位で決勝進出を決めた。

 前半最後の18番から4連続バーディーで、リーダーボードを一気に駆け上がった。1番は10メートル近いアプローチを寄せて楽々。2番は下りのラインを読み切り、3番ではチップインを決めた。
 
 「ひどいゴルフだった」という初日はショットが乱れ、ロングホールでのバーディーはゼロ。この日は、プレーの中で課題を修正するベテランらしい一面をのぞかせた。

 ツアー23勝の実力者は「しっかりと戻すことができたのは、自信になる」とニッコリ。最終日も、大会の盛り上がりに花を添えてくれそうだ。

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