災害時に孤立化が予想される集落にドローンで物資を輸送する実証実験

無人航空機=ドローンを使って災害時に孤立した集落へ物資を運ぶ試験飛行が静岡県下田市で行われました。

下田市では大規模地震などの災害時に、8つの地区が孤立すると予想されています。

今回市と県が共同で行った試験では、県道15号沿いの物資輸送の拠点から孤立予想集落までの片道およそ4キロを、医薬品と衛星携帯電話、合わせて重さおよそ2キロ分を載せて飛行しました。

使用された機体は最大5キロの荷物を積んで40分間飛ぶことができ、遠隔制御で自動での荷下ろしも可能ということです。

県地域振興課 白濵光弘課長:
「役に立つのかどうか、実際に実効性があるかを検証しているので、どうやって運用していくかはまだ現段階では考えられていない」
県と市では来年度も実証実験を重ねていく方針です。

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