「なんて誠実な男なんだ!」大谷翔平の“韓国が好き”発言に現地メディアは喜色満面!「妻との良い思い出になる、とも言った」

3月20日と21日に開催されるMLBワールドツアー「ソウル・シリーズ」に向けて、現地16日にロサンゼルス・ドジャースが公式練習後の記者会見に応じた。出席したのはデイブ・ロバーツ監督、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、そして大谷翔平の4人だ。

前日に仁川国際空港へ到着した際は、600人近い報道陣やファンが押し寄せる熱狂ぶり。大谷は到着ゲートからトップバッターで登場し、公開したばかりの妻・真美子さんを伴なうサプライズを提供した。

会見では韓国メディアからも矢継ぎ早な質問が飛び、真美子さんに関しても問われた。大谷は「公式戦自体見るのはたぶん、一緒に来て見るのは初めてですし、そういう意味では良い思い出になるんじゃないかなと思う」とコメント。韓国への印象については、「日本と韓国は昔から国際大会でも白熱した良い試合が多い。子どもの頃からずっと見ていましたし、韓国のチームも僕の中ではすごく思い入れがあって、素晴らしいチームだなと思っています。そういうところで今回プレーできるというのはすごい楽しみですし、空港でもああやって迎えてもらえてすごいありがたいなと思っていました」と殊勝に語った。

さらに、「韓国でプレーするのをすごい楽しみにしていた。約1週間くらい、まあ公式戦もありますけれど、野球自体も韓国自体も楽しんで頑張りたいなと思います」と想いを明かし、12年ぶりの訪韓には「まだ高校生でした。あのときからもちろん好きな国のひとつです。当時は本当に台湾と韓国くらいしか(海外に)行ったことなかったので、そういう意味でも特別でした。また野球でこうやって帰ってこられてプレーするというのは自分の中でも特別かなと思います」と続けた。
韓国へのリスペクトがふんだんに盛り込まれた大谷のコメントは、韓国メディアの想像をはるかに上回るものだったようだ。『OSEN』は「なんて誠実な男だろうか。彼の韓国への愛情は本物だった。彼は韓国滞在が妻との良い思い出になるとも言ったのだ」と伝え、「13時間半のフライトで、大谷は11時間も寝ていたという。隣に愛妻が座っていたにも関わらずだ」と驚きを隠せない一方で、「時差ぼけを克服してソウル・シリーズに臨もうという、強いプロ意識の表われだ」と感心した。

ドジャースはソウル・シリーズでサンディエゴ・パドレスと対戦。第1戦でパドレスのダルビッシュ有が、第2戦ではドジャースの山本由伸が先発することが発表済みだ。大谷とダルビッシュのサムライ対決が実現するかにも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社