色糸が織りなす優しい風合いが特徴の相楽木綿の作品展が、京都府精華町精華台のけいはんな記念公園水景園の「ギャラリー月の庭」で開かれている。藍染めの紺色に絣(かすり)の多彩な模様が織り込まれた54点が並び、訪れた人たちの目を楽しませている。
技術継承に取り組む「相楽木綿の会」の主催で15回目。相楽木綿は明治初期から昭和初期にかけて旧相楽村(現木津川市相楽台)を中心に織られ、奈良や大阪、滋賀などに流通していた。
作品展には同会のメンバーら27人が出品した。「気軽に日常使いを楽しんでほしい」と洋服や日傘も展示している。17日までの午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。水景園の入園料が必要。