群馬・高崎市の特別養護老人ホームで入所者30人が食中毒 ウエルシュ菌が検出、3日間の調理業務停止処分に

 群馬県高崎市は16日、社会福祉法人豊生会が運営する同市井野町の特別養護老人ホーム長寿荘で、入所者30人がウエルシュ菌による食中毒を発症したと発表した。下痢や軟便などの症状があったが、別の治療で入院している1人を除き、全員が回復しているという。

 市生活衛生課によると、同施設で調理した食事を取った56人のうち、60~90代の30人に下痢などの症状があった。保健所の調査で患者7人の便からウエルシュ菌が検出されたことから食中毒と断定した。7~9日に提供された食事が原因と推定される。市は同施設を3日間の調理業務停止処分とした。

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