【早出し】県内のラーメン、そば集う 山形で「フェスタ」

県内各地のラーメンなどの食べ比べを楽しむ来場者=山形市・やまぎん県民ホールイベント広場

 本県が誇る多様なラーメンとそばのおいしさをPRし知名度向上を図る「ラーメン県そば王国やまがたフェスタ」が16日、山形市のやまぎん県民ホールイベント広場で開かれた。県内8事業者・団体のブースが設けられ、大勢の家族連れなどが食べ比べを楽しんだ。

 県とやまがた観光キャンペーン推進協議会が初開催した。ラーメンは山形、酒田、鶴岡、南陽、米沢の各市と最上地域の逸品が提供され、そばは河北町の冷たい肉そばのブースが出た。午前10時開始の前から行列ができ、昼頃には1時間待ちのブースもあった。

 山形市南原町1丁目、公務員東海林純也さん(50)は「庄内や置賜の気になっていた店のラーメンを食べることができた」と満足げ。山形市出身で千葉県柏市在住の接客業半田千峰さん(22)は同県の友人らと来場し「山形のラーメンを知ってもらえた」と喜んだ。

 新旬屋(新庄市)は山形市の他2店と考案したオリジナルラーメンを提供し、半田新也社長(47)は「県内の味が一堂に集まった。これを機にもっとアピールしたい」と話していた。県は新年度もラーメンやそばを発信するイベントを開催する予定。

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