九重町湯坪の筋湯温泉街で16日夜、「湯けむり夢花火」があった。標高千メートルでの花火は九州で最も高く、宿泊客や家族連れが冬の夜空を彩る大輪の花に歓声を上げた。
以前は5月に開催していたが、2017年から「おもてなし冬花火」として町の補助を受け冬季に移した。新型コロナウイルス禍での中断を経て昨年、復活した。
主会場の筋湯温泉公共駐車場では、昼前からマルシェを開催。県西部地域キッチンカー連絡協議会の7台が集まり、唐揚げや韓国料理、スイーツを販売した。
夢花火は午後8時にスタート。観覧場所の間近で約2千発が打ち上げられ、迫力満点の光のショーに見物客はうっとりと見入った。