手の形「印」をつくると忍術発動! 訪日客に人気「NARUTO」リニューアル 淡路、ニジゲンノモリ

決められた手の形「印」をつくると忍術が発動できる=いずれも淡路市楠本=淡路市楠本

 兵庫県淡路市楠本のアニメ体験型テーマパーク「ニジゲンノモリ」で、人気アニメをテーマにしたアトラクション「NARUTO&BORUTO 忍里」がリニューアルした。元々のラリー形式に、デジタル技術で手の形を読み取る仕組みが加わった。参加者は忍術の疑似体験を楽しめる。(中村有沙)

 アトラクションは2019年にオープン。今回は二つあるルートのうち、謎解きをしながらゴールを目指す「地の巻」を刷新した。

 エリア内にある12カ所のスポットを探し、スタンプを集めながら「伝説の洞窟」に向かう物語。いくつかのスポットにモニターが設置されており、そこで「印」と呼ばれる決められた手の形を正確に表現すると忍術を発動し、スタンプを入手できる。

 ニジゲンノモリは17年7月、県立淡路島公園内にオープン。総合人材サービスのパソナグループが運営している。園内にはアニメをテーマにしたアトラクションなどがある。

 中でも「NARUTO-」はインバウンド(訪日客)の人気が高く、「ほかのアトラクションやイベントに比べて多い」と同社広報担当者。

 同社によると、23年の入場者数のうちインバウンドの割合は約20%。新型コロナウイルスが5類移行した23年は、インバウンドの入場者数が前年の約7倍に増えたという。

 こうした状況を受け、さらに体験の没入感を高めようと、今回リニューアルに踏み切った。同社広報担当者は「最新のテクノロジーを取り入れた忍術体験を通じて、作品の世界に入り込んでほしい」と話す。

 午前10時から。最終入場は午後8時。中学生以上3300円、5歳以上1200円。4歳以下は無料。ニジゲンノモリTEL0799.64.7061

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