結婚は家同士が繋がることだと言われます。育ってきた環境や価値観の異なる家庭で育った人同士が理解し合うことは難しいのかもしれません。これは筆者の友人・Kから聞いた、激情型の姑が起こしたトラブルのお話です。
古い価値観
私は結婚を機に、生まれ育ったK県から夫の地元であるG県へ引っ越しました。
姑はとにかく『家』ということを重要視する人で「嫁にもらった」「●●家に嫁いできた」など、古い価値観を振りかざす人でした。
私はなぜか姑に毛嫌いされていて、結婚当初からさんざん嫌がらせを受けていました。
姑は自分の思い通りにならないと気が済まない人なので、姑の古い価値観に合わせなければものすごい勢いで文句を言われていたのです。
実家
私の実家はK県にあり、体調の良くない母が1人で住んでいました。
結婚前は近くに住んでいたので頻繁に様子を見に行っていたのですが、車で2時間ほどかかる距離へ引っ越してしまったので、週末にドライブがてら実家へ行くようにしていました。
そんなある日、いきなり姑から電話がかかってきて、頭ごなしに怒鳴られたのです。
「あなた、嫁いできたのに毎週実家に帰ってるって本当なの?」
「あなたは●●の家に嫁いできたんだから、自分の実家ばっかり優先するんじゃないわよ!」
あまりの言いがかりに腹が立った私は「どちらを優先するとかじゃありません! お義母さんはまだ元気だけど、うちの母は具合が悪いから見に行っているだけです!」と言い返して電話を叩き切りました。
電話
数日後、母の体調が心配だった私は、実家へ電話をしました。
明らかに元気のない母に「大丈夫?」と聞くと、言いにくそうにこう言ったのです。
「この間●●のお母さんから電話がかかって来たよ。どんな躾をしたんだって怒られちゃった。」
姑は私とのトラブルの腹いせを実家の母に向けていたのです。
あろうことか具合の悪い人相手に、1時間近く電話で怒鳴りつけたと聞きました。
穏やかな性格の母をターゲットにして、憂さ晴らししていたことを知り、私は猛烈に腹が立ちました。
直接対決
頭に来た私は、すぐに義実家へ乗り込みました。
舅のいる前で姑のしたことを話し、「具合が悪くて寝ていることも多いんだから、わざわざ電話で怒鳴りつけるようなことはしないでほしいです。」「私への文句は直接私に言ってください!」と話しました。
それを聞いた舅は激怒!
「非常識なことをするのもいい加減にしろ! もう一切◆◆ちゃん(私)の実家には関わるな!」
と姑を怒鳴りつけてくれました。
その後
舅に怒鳴られた姑は、さすがにションボリとしていました。
舅は「気が強いで片づけられる問題じゃない、人としておかしいんだ。」と怒りが収まらず、その後姑とはうまくいっていないそうです。
怒ると何をしでかすかわからない人は、本当に怖いし、周囲に大きな迷惑をかけますよね。
姑には少しでも自分の感情をコントロールできるようにしてもらいたいと思っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K