千葉県習志野市の実籾(みもみ)高(秋本晴美校長、生徒927人)の演劇部は14日、市内で開かれた催しで、大槌高生が東日本大震災の体験をまとめた絵本の朗読劇を披露した。あの日から13年。「震災を忘れてはいけない」と命を守る教訓を市民に伝え、岩手に思いを寄せた。
市内の複合施設で開かれたミニコンサート。「今を生きる私たちが伝えたいこと」がテーマに掲げられ、スクリーンに大槌町の被災状況が分かる写真が映し出された。
絵本は大槌高復興研究会がまとめた「伝えたいこと あの日、私は小学2年生だった」。地震や津波の恐怖、友人を失ったつらさなどがつづられている。