「相手は総攻撃を試みたが...」ヤングなでしこ撃破で優勝の北朝鮮、母国メディアはどう報じた?「国民に大きな勇気を与えた」【U-20女子アジア杯】

ウズベキスタンで開催されたU-20女子アジアカップの決勝で、大会3連覇中のヤングなでしこは北朝鮮と対戦。20分に辻澤亜唯のゴールで先制も、その後に2失点。痛恨の逆転負けで準優勝に終わった。

日本の4連覇を阻止し、2007年大会以来2度目の優勝を果たした北朝鮮の官営メディアも大会の結果を報道したという。韓国メディア『連合ニュース』が伝えている。

北朝鮮の『朝鮮中央通信』は「試合が始まり、20分に先制点を奪われたが、我々の選手たちは連続して攻撃を仕掛け、44分と86分、13番の選手(ジョン・リョンジョン)の見事なヘッドで相手チームのネットを立て続けに揺さぶった」とゲームの展開を振り返る。

続けて「失点を取り返すために、相手チームの選手たちは総攻撃を試みたが、我がチームの強固な守備に何度も挫折した」と日本の戦いぶりにも言及する。

【動画】左サイドを破られて、強烈なヘッドで2失点
接戦を制し、トロフィーを掲げた自国の代表チームの健闘を誇示。「私たちの熱い女子サッカー選手たちの誇り高い成績は、確信を持って国家復興の新時代を開く愛国心に満ちた国民に大きな勇気を与えている」と胸を張った。

大会の最優秀選手賞はチェ・ウニョン、最優秀GK賞はチェ・ウンギョンが選出。得点王はともに4ゴールを記録した日本の土方麻椰と韓国のチョン・ユギョンが受賞した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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