ペドリ前例を避けたいチャビ監督、17歳新星DFのフル代表入りに「繰り返されないのを祈る」

[写真:Getty Images]

バルセロナ新星のスペイン代表入りに指揮官のチャビ・エルナンデス氏が口を開いた。

先のチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのナポリ戦が“初CL”だったが、センターバックの一角として堂々のフル出場を果たし、ベスト8入りに貢献したDFパウ・クバルシ。この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝くと、後日にスペイン代表から声がかかった。

スペイン『マルカ』によると、17歳DFのさっそくとなる代表入りにバルセロナのチャビ監督も「我々は彼のことをとても喜んでいるし、(スペイン代表を率いるルイス・)デ・ラ・フエンテの勇気を非常に嬉しく思う。パウのことを思うと嬉しいよ」と話した。

その一方で、「あのようなことが繰り返されないのを祈る」とも。というのも、ペドが同じく若くしてスペインのフル代表から声がかかったものの、バルセロナでの主力定着にプラスして世代別代表とA代表の両立も影響してか、ケガに悩まされる現状が続いてしまっているからだ。

クバルシはラミン・ヤマルらもだが、夏にフル代表としてユーロ2024に呼ばれ、パリ・オリンピックにも出場となれば、かつてのペドリと同じ状況になる。

バルセロナからすれば心配事で、チャビ監督は「これ以上は私から何も言えない。オリンピックに連れていくか、ユーロに連れていくかは私が決めることではないからね」とも述べたが、懸念するのも無理はない。

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