弓矢使った狩り、土器の組み立て挑戦 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で「弥生まつり」 3月17日まで

弓矢を使った狩り体験を楽しむ親子=神埼市郡の吉野ケ里歴史公園

 古代の暮らしや考古学の世界に触れる体験型イベント「弥生まつり」(佐賀県主催)が16日、神埼市郡の吉野ケ里歴史公園で始まった。家族連れらが、動物の模型を使った狩りや土器の組み立てなどに挑戦した。17日まで。

 狩り体験では木や竹、ひもで手作りした弓矢とやりが用意され、参加者はわら製のクマやイノシシの模型を狙った。県職員や吉野ケ里遺跡展示室のボランティアらからこつを学び、見事命中させると拍手が起こった。

 宮崎県都城市から親子5人で訪れた徳満隆太さん(36)は「昔の人は苦労して狩りをしていたことが分かった。小さな子も楽しめて良かった」と満喫していた。

 イベントでは、割れたレプリカ土器を接着剤でつなげる土器復元や吉野ケ里遺跡にまつわるクイズラリー、土器を組み立てる立体土器パズルも行われている。(古賀真理子)

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