遠藤航らのHT交代はFA杯マンU戦を意識? クロップ監督が説明「よし、ここでX、Y、Zを外すぞと。どんなに悲観主義者でも…」

現地時間3月17日に開催されるFAカップ準々決勝で、遠藤航を擁するリバプールは、マンチェスター・ユナイテッドと敵地オールド・トラフォードで対戦する。この大一番を前に、ユルゲン・クロップ監督が会見に出席した。クラブ公式サイトが伝えている。

3日前のスパルタ・プラハ戦(6-1、ヨーロッパリーグのラウンド16第2戦)では、前半を4-1で終え、2戦合計で7点差としたところで、ハーフタイムに3枚替えを敢行。主力の遠藤、ダルウィン・ヌニェス、ジョー・ゴメスをベンチに下げた。

「この交代がFAカップの戦いの重要性を表わしているのか?」と問われると、クロップ監督は決断の裏側をこう明かした。

「(第1レグを)5-1で制し、すでに4点リードしていたから、『よし、ここでX、Y、Zを外すぞ』と思った瞬間だった。ハーフタイムで4-1、アグリゲートで9-2だ。どんなに悲観主義者でも、次のラウンドに進めないとは思わないだろう。それ以外の理由はない。通常、次の試合を考える時間や余裕なんてないが、あの時は交代に踏み切った」

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ユナイテッドとの対戦に関しては、「それがエンジョイと言えるは分からないけど、楽しみだよ。(我々のサポーターを)9000人、連れて行けるかな?」と期待感十分だ。そのうえで、自分たちは中2日に対し、相手は中7日と試合間隔に大きな差がある点に触れた。

「私たちは可能な限り良い準備をする。ユナイテッドは明らかに1週間フルの準備期間があるし、エリク・テン・ハーフは本当に優れた監督だ。我々のプレーを熟知している。私たちにはこのような準備をする時間はないが、とにかくやらなければならない。まあ、可能な限り楽しむよ。

ユナイテッドのシーズンについてあまり詳しくは知らないけど、本当に、本当に良い試合をいくつか見た。負傷の問題もあるが、クオリティは高い。(オールド・トラフォードは)我々にとって常に厳しい場所であり、簡単ではない」

本拠地アンフィールドに迎えたプレミアリーグでの前回対戦は、0-0でドロー。全公式戦を通じ、今シーズンで唯一ゴールを奪えなかった。今回はゴールを重ね、夢の劇場と称されるオールド・トラフォードで、ユナイテッドに悪夢を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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