センバツ18日開幕 甲子園で開会式リハーサル 前回準Vの報徳など32校参加 間木主将、大会制覇へ意気込み

「第96回選抜高校野球大会」の開会式リハーサルで行進する報徳ナイン=17日午前、兵庫県西宮市の甲子園球場(撮影・斎藤雅志)

 18日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する第96回選抜高校野球大会の開会式リハーサルが17日、同球場であった。前回優勝の山梨学院に続いて、同準優勝の報徳(兵庫)など計32校の出場校が入場行進し、本番に向けて段取りを確認した。

 地元西宮市出身のシンガー・ソングライター、あいみょんさんの「愛の花」に合わせ、報徳は清水耕大マネジャーがプラカードを掲げて先頭を行進。共に主将の間木歩投手が準優勝旗、福留希空(のあ)中堅手が選抜旗を持って続き、残り18人の選手たちも田村惺内野手のかけ声ではつらつと歩いた。行進後は元日に起きた能登半島地震の犠牲者を悼んで黙とうをささげた。

 選手宣誓は青森山田の橋場公祐主将が担う。西宮市高校吹奏楽連盟の演奏で、神戸山手女子高(神戸市中央区)の生徒たちが大会歌「今ありて」を合唱した。

 準優勝旗を返還する手順を確かめた報徳の間木は「全員で返せてうれしいが、今は闘争心の方が大きい」と大会への意欲を強調。福留は、開会式で山梨学院の校旗が掲揚されたことに「優勝した方が印象に残る。来年は報徳の旗が上がるように」と大会制覇への意気込みを口にした。(初鹿野俊)

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