「他が見ていない過小評価の選手を発掘した」大ヒットだった遠藤航の獲得に地元メディアが喝采!カイセド強奪には皮肉「チェルシーはボトムハーフ、リバプールは4冠目標」

近年のサッカークラブの経営において、才能ある若い選手をできるだけ抑えたコストで獲得し、市場での価値を高めさせてから高値で売却することは重要だ。

だからこそ、リバプールが夏に遠藤航を獲得した際、周囲からは驚きと不満の声が上がった。契約寸前だったモイセス・カイセド、ロメオ・ラビアという若手有望株をチェルシーに奪われた直後だったからだ。

だが現在、遠藤はユルゲン・クロップ監督のチームに欠かせない存在となっている。中盤の底で攻守両面にわたって奮闘する日本代表キャプテンについて、今季のリーグ最高補強と称賛する声もあるほどだ。

専門サイト『Liverpool.com』は3月16日、「他が見逃していて何かをリバプールが見ていたのは明らかだ」と報じている。

「『マネーボール』は安く買って高く売ることだと言われるが、それはコンセプトを間違えている。年齢を考えれば、エンドウのリセールバリューはそれほどではないだろう。だが、より広い市場で過小評価されていた選手を発掘できた」

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同メディアは「チェルシーがボトムハーフで、リバプールが4冠を目ざしているなか、エンドウとカイセドを比較しないのは不可能だ」と続けた。

「前回在任時に補強を次々と当てたことを考えれば、(来季からサッカー部門責任者に復帰するマイケル・)エドワーズがクラブを新時代に導く存在なのは疑いない。だが、前任者たちは典型的なマネーボールのヒットに関して称賛に値する」

まずは、クロップの下で今季さらにトロフィーを手にすることができか。そして来季、新たな時代を迎えるリバプールで、日本代表主将がどのように活躍できるかも注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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