京都サンガ、2-3で競り負け 前半8分で退場、後半は10人対10人の激戦に

サンガ-横浜M 前半終了間際、CKからパスを出すサンガの麻田。川崎がこぼれ球を押し込んで同点に追いつく(サンガスタジアム京セラ)

 J1京都サンガFCは17日、サンガスタジアム京セラで第4節の横浜M戦に臨み、2-3で競り負けた。今季初の連勝と今季ホーム初勝利はならなかった。

 前節アウェー川崎戦で今季初勝利を挙げたサンガ。アジア・チャンピオンズリーグから中3日の横浜Mをホームに迎え、連勝を狙った。佐藤が今季初めて先発し、左サイドバックで出場した。

 サンガは前半5分、自陣右でアピアタウィアがボールを奪われてクロスから失点した。さらに同8分、スルーパスを通され、ペナルティーエリア手前でアピアタウィアが相手を倒して一発退場。同33分にはクロスから2点目を献上した。

 しかし、数的不利でも引かず、コンパクトな陣形を保って相手に襲いかかった。実を結んだのが同45分。カウンターから右サイドに流れた原がサイドチェンジのパス。途中でカットされたが、こぼれ球を佐藤が奪い、冷静に右隅へ流し込んだ。さらに追加タイムには、左CKをニアで麻田がそらし、遠いサイドに流れた原が合わせた。相手GKに防がれたが、こぼれ球を川崎が太ももで押し込み、前半のうちに追いついた。

 後半も攻勢をかけたが、同7分には自陣のスローインからパスをつながれてリードを許した。ただ同19分、カウンターからゴール前までドリブルした福田を倒したとして相手GKにレッドカード。10人対10人となり、同29分に鈴木冬、同38分には福岡と安斎を投入。同40分には安斎が相手最終ラインのボールを奪ってシュートするが枠を外し、その後の猛攻も実らなかった。

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