年収750万円以上の人が「求人検索」で使うキーワード 3位「スポーツ」、2位「フルリモート」、1位は?

転職サイト「ビズリーチ」を運営するビズリーチが、年収750万円以上のビズリーチ会員が同サイトの求人を検索する際に使用したキーワードを集計した「2023求人検索キーワードトップ30」を2024年1月16日に発表した。

51位「海外勤務」が前年84位から大幅にランクアップ

それによると、5位「英語」、4位「海外」、3位「スポーツ」、2位「フルリモート」、1位「副業」という結果だった。

2023求人検索キーワードトップ30(ビズリーチ作成)

また、前年(2022年1月~12月)より順位が10ランク以上上昇したキーワードに、8位「商社」、9位「不動産」、10位「総合商社」、13位「人事」、19位「コンサル」、24位「銀行」、26位「食品」、30位「製薬」があがっている。

2023年注目キーワードについて、同社は

「4位「海外」、17位「駐在」や、5位「英語」、27位「中国語」と語学に関するキーワードが30位内に複数ランクインしました。語学に関するキーワードは毎年人気が安定して上位にランクインしており、語学力を生かせる求人を検索する傾向は引き続き、強く見受けられました。
加えて2023年は、51位「海外勤務」が前年84位から大幅にランクアップするなど、海外勤務に対するビズリーチ会員の関心がコロナ禍前と変わらない水準まで戻ってきていることが分かりました」

2023年の海外求人数は3年前と比べ約2.6倍に伸長したという(ビズリーチ作成)

「一方、勤務地が海外となる海外求人は年々増加傾向で、政府の「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が初めて出た2020年と比べて、2023年の海外求人数は約2.6倍に伸長し、企業側の採用ニーズも高いことが分かります」

と分析している。

20代・30代は「外資」「商社」「コンサル」 40代以上は「大学」「教育」「農業」「医療」

また、世代別に見た場合、20代・30代の「ハイクラス人材は「外資」「商社」「コンサル」に興味」と同社は指摘。「商社」は近年、中途採用を強化していることが背景にあると推測されるという。「コンサル」も積極的な中途採用が多い業界。DX需要の増加が背景にある。

40代以上では「大学」「教育」「農業」「医療」の4つについて「検索したビジネスパーソンのうち6割から7割が40代以上という共通の特徴が見られました」として、同社は次のように説明している。

「40代以上のさまざまな経験を積んだビジネスパーソンを中心に、社会貢献志向を背景に教育機関を通じた若い世代への還元や、社会貢献性の高い一次産業や医療などに興味・関心を持っていると推察されます」

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