カンボジアのマイクロファイナンス(小口金融)の業界団体カンボジア・マイクロファイナンス協会(CMA)によると、2023年9月末時点の商業銀行の預金残高はアクレダ銀行が最多で、KBプラサク銀行、サタパナ銀行が続いた。クメール・タイムズ(電子版)が14日伝えた。
預金残高はアクレダ銀行が67億1,000万米ドル(約9,960億円)、KBプラサク銀行が28億8,000万米ドル、サタパナ銀行が19億4,000万米ドルだった。預金口座数はそれぞれ、約400万件、約81万件、約89万件となっている。
KBプラサク銀行は、韓国のKB国民銀行が傘下のKBカンボジア銀行とカンボジアの小口金融プラサクを統合して発足した。
カンボジア国立銀行(中央銀行)によると、商銀など金融機関による23年末時点の預金残高は前年同期比13%増の197兆2,000億リエル(約7兆2,000億円)だった。
銀行関係者によると、23年の預金利率はリエル建てが最高で7.7%、米ドル建てが6.5%。前年からそれぞれ0.8ポイント、1.1ポイント上昇した。