【フィリピン】通信PLDT、再エネ調達でACENと契約[IT]

フィリピンの通信大手PLDTは14日、大手財閥アヤラ・コーポレーション系の発電会社ACEN(旧ACエナジー)と提携したと発表した。マニラ首都圏と周辺州にある33の施設で使用する電力をすべて再生可能エネルギーに切り替える。

ACENの子会社ACENリニューアブル・エナジー・ソリューションズ(ACEN RES)から太陽光や地熱発電による電力供給を受ける。首都圏マカティ市の統合オペレーションセンターやPLDT傘下の携帯電話会社スマート・コミュニケーションズの施設などが対象となる。温室効果ガスの削減効果は年間2万1,000トン以上を見込む。

PLDTグループは、「スコープ1(自社が直接排出した温室効果ガス)」と「スコープ2(他社から供給を受けた電力などによる間接排出した温室効果ガス)」を合わせた排出量を、2030年までに19年比で40%減らすことを目標に掲げている。

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