「なんで出してくれないんだ」小野伸二が衝撃告白!プロ1年目の浦和で“パスを全然くれなかった選手”を明かす「本当にあるんだな」

元日本代表MFの小野伸二氏が、テレビ東京で放送された『FOOT×BRAIN』で、驚きのエピソードを明かした。

MCの勝村政信氏との対談の中で、日本人が海外クラブへ移籍した際などに「初めはパスを出してもらえない」現象が話題となる。

オランダのフェイエノールトとドイツのボーフムなどでプレーしたファンタジスタは、自身の考えをこう述べる。

「まず、お前らより上手いんだぞっていうぐらい努力して、だけどやっぱりチームの輪はすごく大事しながら、僕はコミュニケーションをすごく取るんで、いろんな選手と。というのは大事にしていますね。パスが来ないなら、来ないなりの振る舞いをしなきゃいけない」

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驚きだったのが、清水商高時代から天才MFとして注目されていた小野氏が、鳴り物入りで加入した浦和レッズでのプロ1年目で、その経験をしたという事実だ。

「プロ1年目、浦和レッズが入った時に、(ゼリコ・)ペトロヴィッチというユーゴスラビアの代表選手なんですけど、彼は本当に全然ボールをくれなかったんですよ」

18歳で1998年のワールドカップにも出場したレジェンドは、「なんでくれないんだろうっていつも思いながら、でも僕はちゃんとパスをして。でも、ある時から信頼してくださって、パスを受けられるようになったけど、そういうのは本当にあるんだなっていうのを初めて経験しました」と続けている。

「あれは本当に数週間、なんで出してくれないんだろう、いいところにいるのにと感じていた」

後に、浦和の監督も務めた名手から洗礼を浴びたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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