「禁止法案に反対を」、TikTokが米ユーザーに要請

Sheila Dang Nazli Togrul

[15日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」は15日、一部の米国のユーザーに対し、米議会上院でのTikTok禁止法案への反対を促す通知を表示した。

「TikTokがあなたにとっていかに重要であるかを上院議員に話してください。禁止法案に反対票を投じるよう、お願いしてください」と表示。ユーザーは郵便番号で上院議員の電話番号を検索できるようにした。

通知は「上院が投票すれば、あなたがTikTokで愛した創造性とコミュニティーの未来が閉ざされてしまうかもしれません」と続いた。

米下院は13日、TikTokを運営する中国IT大手の字節跳動(バイトダンス)に対し、6カ月以内に米国事業を売却しなければ配信を禁止する法案を可決した。TikTokは下院の投票の際も同様に、米ユーザーに対し「政府が、あなたと何百万人もの米国人が愛したコミュニティーを奪おうとしている」と通知を送っていた。

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