「反プーチン」行動で投票所に行列、ナワリヌイ氏支持者呼びかけ

Guy Faulconbridge Andrew Osborn

[モスクワ 17日 ロイター] - ロシア大統領選は最終投票日の17日、反体制派がプーチン大統領続投への抗議として同日正午に投票所に行くよう呼びかけ、国内外各地の投票所に有権者が集まった。

「プーチンに反対する正午」と呼ばれる抗議行動で、有権者は投票用紙を破棄したり、別の候補に投票したりした。刑務所で死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の名前を記入するとした人もいる。

同氏の支持者はロシア各地の投票所で正午に列をなす人々を映した動画を投稿し、平和的に抗議するために来た人だと指摘した。

同氏の側近を務め、リトアニアで先週襲撃されたレオニード・ボルコフ氏は、モスクワ、サンクトペテルブルク、エカテリンブルクなどの投票所に数十万人が集まったとの見方を示した。ロイターはこの数字を独自に確認できていない。

オーストラリア、日本、アルメニア、カザフスタン、ドイツ、英国のロシア在外公館に設けられた投票所では正午に数百人のロシア人が列を作った。

ベルリンではナワリヌイ氏の妻ユリア氏がロシア大使館で抗議に参加した。

ロシア外務省のザハロワ報道官は、在外公館で投票した全員がプーチン氏に反対なのかと疑問を呈し、西側メディアがプロパガンダを拡散していると非難した。

© ロイター