「とにかく、早く決めたかった」湘南ルキアンが移籍後初ゴールを含む2発で勢いに乗るか「もっと上の順位に行けると感じている」

湘南ベルマーレは3月17日、J1第4節で浦和レッズとホームで対戦。4-4で引き分けた。

湘南は11分に先制を許すも、23分に新助っ人ルキアンの移籍後初ゴールで同点に追いつく。さらに32分には鈴木章斗が追加点をマーク。後半開始直後の46分にも鈴木章がミドルシュートで3点目を挙げた。

しかし、55分と64分に失点し、再びタイスコアに。74分にルキアンの自身2点目で勝ち越すも、81分にまたもや追いつかれ、勝点1を分け合う結果となった。

試合後、2ゴールを挙げたルキアンが自身のプレーを振り返った。

「とにかく、早く決めたかったので、移籍後初ゴール、そしてふたつ目を取れてホッとしています。開幕3試合は決定機が少なかったですが、今日はチャンスが多くあったので、しっかりと決めきる仕事ができました」

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勝点3にはつながらなかったが、このブラジリアンFWに今季初得点が生まれたのは、チームの雰囲気が上向くひとつの要素と言えるだろう。

ルキアンは今後への意気込みを次のように語った。

「得点は良かったのですが、残念ながらチームは引き分けで終わってしまった。自分は常にベストを尽くすための準備をしているので、継続していきたい。チームとしても、細かい部分を修正すれば、もっと上の順位に行けると感じているので、頑張りたいです」

背番号11は今節の手応えと悔しさを糧に、継続して数字を刻めるか。J1でのキャリアハイは昨季にアビスパ福岡で挙げた5得点。そこに並び、超える結果を残せれば、チームを上昇気流に乗せられるはずだ。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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