三菱重工マラソン部 長崎・五島の記録会出場 出身の的野主将「新たなスターを」

記録会に参加した的野さん(右)=五島市中央公園陸上競技場

 長崎県五島市内で合宿をしている三菱重工マラソン部の選手らが16日、地元の小中高生などが参加する記録会に出場。主将で同市出身の的野遼大さんが古里のランナーと走り、盛り上げた。
 長崎市を拠点に活動している同部は、今年の第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で5位入賞。五島市での合宿は初めてで、選手11人、スタッフ3人が11~19日、市中央公園陸上競技場(三尾野町)などで練習に励んでいる。
 同競技場であった記録会には約200人が参加。3千メートルと5千メートルの部に、的野さんや主力の井上大仁さん、山下一貴さんらが、中高生と並走。時折、声をかけて鼓舞するなどし一緒に汗を流した。合宿中のシスメックスと日立の女子陸上部の選手たちも出場した。
 的野さんはあいさつで「陸上の原点はこの福江島。この中から全国や世界に向け新しいスターの誕生を願っている」と期待。市立本山小6年の山田陽向さん(12)は「走るフォームがきれいで勉強になった。憧れの選手たち。私も全国で活躍する選手になりたい」と意気込んだ。

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