小中学生の主体性育む「子どもが食堂」 滝沢、仕事の楽しさ学ぶ

自分たちで作ったおにぎりや豚汁を配膳する子ども

 滝沢市砂込のフリースペースたきざわスポラで14日、「子どもが食堂」が開催された。同所を運営するNPO法人フューチャーシーズがサポートし、小中学生がレシピ作りから調理、接客まで担う初めての試み。子どもたちは自ら考え、動く経験を通じ、仕事の楽しさや協力の大切さなどを学んだ。

 「いらっしゃいませ」「ごゆっくりどうぞ」。丁寧なあいさつに会場の空気が和む。メニューは児童生徒6人が作ったカレーライス、豚汁、おにぎり、チョコクランチ。最初は緊張気味だったものの、来場者が増えるにつれて少しずつ接客もスムーズになった。

 同法人の運営費は企業や地元住民の寄付などで賄っており、たきざわスポラは無料で利用できる。支援に関する問い合わせは法人(019.677.8488)へ。

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