尼崎市役所でネットワーク障害 住民票など証明書の発行中止 19日朝の再開目指す

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 兵庫県尼崎市は18日、市役所本庁舎(東七松町1)でネットワーク障害が発生し、1階の市民課窓口での住民票や戸籍謄本などの証明書発行を中止していると発表した。同日午後4時ごろ以降は市内のサービスセンターでの発行業務もストップ。転出入などの手続き自体は通常通りできており、市は同日の業務終了後にネットワークを切り替え、19日朝からの復旧を目指す。

 市デジタル推進課によると、障害は18日午前10時半ごろ発生。16、17日に老朽化に伴う光ケーブルの交換作業と動作確認を実施したが、何らかの原因で通信量が設定値を超過し、証明書の印刷に時間がかかる状態が続いているという。

 このため、市は取り扱いの多い市民課窓口での証明書発行業務を取りやめたほか、JR尼崎駅など市内3カ所のサービスセンターでも影響が出始めたため、18日午後4時ごろに証明書発行を中止した。コンビニ店の交付システムを利用するよう呼びかけている。

 市は18日の業務終了後、交換前のネットワークに戻し、原因を調べる方針。同市では2月にも、老朽化した分配器が原因で、証明書発行業務などが半日間できなくなるネットワーク障害が起きていた。 (広畑千春)

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