[１８日 ロイター] - ロシア通貨ルーブルは１８日、対ユーロ、対人民元で３カ月ぶりの安値から切り返した。プーチン大統領は週末のロシア大統領選挙で過去最高の得票率で勝利した。
０８０４ＧＭＴ（日本時間午後５時０４分）までに、ルーブルは対ドルで１％高の９１．９６ルーブル。序盤で付けた２月９日以来の安値９３．４３５０ルーブルから回復した。
対ユーロは１％上昇して１００．１８ルーブルとなり、対元では１％上昇して１２．７５ルーブルとなった。
ルーブル安は選挙前の１週間で着実に進んでいたが、ロシア市場への最終的な影響は限定的だった。
コノトキシアのマーケットアナリスト、バルトシュ・サビツキ氏は「投票結果が広く予想され、投資家が確実だと認識している場合、市場の反応は通常穏やかだ」と指摘。ハードカレンシーの資金流入が存在しないことによるロシアの孤立も市場の動きを抑制していると述べた。
アロー・ブローカーのアレクセイ・アントノフ氏は、リスク回避的な投資家がロシア資産の購入を増やすことで、市場が選挙後に盛り上がる可能性があると語った。
